令和4年度 まちなみ形成・板塀プロジェクト【犬矢来編】
2022年12月28日 カテゴリー:本町地区だより
~本町のまちづくりを考える会 活動報告~
日時:令和4年12月17日
場所:本町地区内
参加者数:6名
歴史的なまちなみを保全するため、トタンやブロック塀などを板塀で覆うことからはじめた「板塀プロジェクト」。
17回目になる今回は、犬矢来を製作・設置しました。
犬矢来とは、町家の軒下の防護柵で、犬の糞尿除けや腐食を防ぐ雨除けなどの役割を果たし、家屋を守る重要な役目があります。また伝統的な建物の外観と相まって風情も感じられます。
本町地区内で犬矢来を設置するのはこれで3回目。竹や材木の買出しから切り出しなどの加工にかかる準備だけで数日、当日は材木の加工と組み上げを行いました。
老朽化した犬矢来のサイズに合わせて、4基分の製作を行いました。
作業風景
まずは枠組みを切り出し。ノミと金槌でほぞ穴を開けました。
骨格を組み立てていきます。
竹と竹の隙間を等間隔に揃えて配置していきます。1基当り32本の竹を使用しました。反りがあるなど、全てが全く同じ寸法ではないため、微調整を繰り返しながら作業を進めました。
位置が決まれば、竹1本につき4カ所を釘で固定していきます。
最後に、不要となる下部の竹をノコギリで真っ直ぐ切り取りました。
雨の中、現場に設置して位置などを調整。
仕上げに竹用ワックスを塗り、樋も交換し、完成しました。
実施前 | 実施後 | |
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あなたも、この本町地区の歴史的なまちなみを散策してみませんか?
来訪された際には、本町のまちづくりを考える会の力作をぜひご覧ください。