本町の歴史的町並みを散策しながら、風鈴の涼しい音色で癒されませんか(終了しました)
2024年07月8日 カテゴリー:イベント
本町の方々のご協力により、今年も涼しい音色が響いています♪
「本町のまちづくりを考える会(以下、考える会)」では、歴史的なまちなみを守り、歴史や文化を活用し、魅力あるまちづくりを目的に活動しています。
今年も、その活動の一環として、令和6年7月7日(日曜日)、考える会の会員が、夏にはかかせない風鈴を本町町内の紀州街道沿いや中町筋沿いの家屋に設置しました。
当日は、うだるような夏の暑さの中、考える会のメンバーが約130個の風鈴を手作業で取り付けていきました。
風鈴は、ガラスや陶器などいろいろなタイプがあり、まったく異なる音色を奏でます。また、デザインも動物や金魚、お花をモチーフにしたもの、鬼を題材にしたものなど個性豊かです。
<風鈴の音色は体温を下げる?>
2012年に放送された『所さんの目がテン』というTV番組で、20~60代の男女を対象に「風鈴の音を聞くと本当に涼しくなる?」という実験をしたところ、1~4℃も体感温度が下がったという結果が出たという放送がありました。
この効果は、脳の思い込みから起こるそうで、風鈴の音を聞くことで「風が吹いて涼しくなった」と脳が勝手に判断し、末梢神経に「風が吹いたから体温が下がるぞ」と指令を出すことで体感温度が下がるというわけです。
ただし、風鈴を知らない外国人3人で実験すると、涼しくなったと答えた人はいませんでした。
日本では風鈴に馴染みがある人が多いので、その効果は期待できるかもしれませんね。
<風鈴の音色にはリラックス効果がある?>
風鈴の音色は、リラックス効果のある「1/fゆらぎ」だからだと言われています。
「1/fのゆらぎ」のfはfrequencyの略で、周波数や振動数を意味します。「ゆらぎ」とは、ものの変化、そしてその変化が不規則な様子をさす言葉で、変化が予測できる「ブラウンノイズ」と、全く予測できない「ホワイトノイズ」の2種類あります。「1/fゆらぎ」とは、「ピンクノイズ」と呼ばれ、両方の特性を持つゆらぎのことで、心臓の鼓動にも近いことからリラックスできるのでは?と言われています。
まちなみを散歩しながら、1つ1つ涼しい風鈴の表情と音色を楽しみ、まちづくりの館で休憩してみるのはいかがでしょうか。
風鈴は7月7日(日)から8月23日(金)まで飾る予定ですが、天候により早めに撤去する場合があります。