岸和田市立産業高等学校は、明治40年に創立し、100年を超える長きにわたり、地域産業とまちづくりに貢献できる生徒を輩出し続け、泉州地域一帯の商工業発展・まちづくりに貢献しています。
そのような産業高校には、「商品開発クラブ」があり、泉州地域を盛り上げるため、生徒が、地域の特産物・農産物を用いた商品開発をしています。
まちづくりの館では、まちづくり活動に貢献している産業高等学校の歴史と商品開発クラブの商品紹介をしています。
2023年は、生徒たちが、『高校生が親のことを考えて作ったカレー』をコンセプトに、食べてさっぱり美味しいレモンカレーを完成させました。
忙しい中、いつもご飯を作ってくれる親に対し、献立に困らずパッと作って食べられるように、また、日頃の疲れを癒してほしいとの思いから、レモン味のレトルトカレーを作りました。
レモンの使用にあたっては、地元の、規格外レモンを丸ごと果汁にした製品を使用することで、SDGsに貢献しながら親への感謝の気持ちを伝えることができると考えました。
府内で栽培・生産される農産物、畜産物、水産物などを原材料に使用した特色ある加工品は、大阪産(おおさかもん)として府知事から認定を受けることができますが、今回開発された「高校生が贈る ザ・レモンカリー」もこの認定を受けています。
このほか、商品開発クラブでは、「商業高校フードグランプリ2019」で審査員特別賞を受賞した、万能みそだれ「みそこんぶもん」をはじめ、泉ダコを使った商品など、これまでも多くの商品を開発しています。
そんな岸和田市立産業高校の商品開発クラブの生徒さんたちが、まちづくりの館に来館されました。
館内に設置している、「ザ・レモンカリー」の紹介ブース前では、開発秘話などお話いただきました。
また、まちづくりの館の正面にある「いろは薬局」さんには、「ザ・レモンカリー」の販売に協力していただいているということで、感謝状が贈られました。
「ザ・レモンカリー」、まだまだ販売しているところが少なく、目にすることもなかなかないと思います。
紀州街道の歴史ある街並みを散策し、「いろは薬局」さんにお立ち寄りいただき、岸和田産業高校の商品開発クラブが開発した地元特産品をお買い求めください。