まちなみ形成・板塀プロジェクト【犬矢来編】
2013年03月5日 カテゴリー:本町地区だより
~本町のまちづくりを考える会 活動報告~
実施日時:平成25年2月7日,12日,3月3日
場 所:歴史的景観建築物
参加者数:延べ24名
歴史的なまちなみを保全するため、トタンやブロック塀などを板塀で覆うことからはじめた「板塀プロジェクト」。
10箇所目になる今回は、“犬矢来編”として歴史的景観建築物前に犬矢来を設置しました。
また、その隣に立地する歴史的景観建築物の外壁の一部お色直も併せて実施。
【2月7日】
夜な夜な? 犬矢来の土台づくりを開始。
現場に置いてみて、微調整を繰り返しながら作業を進めました。
【2月12日】
日が沈んだ後 犬矢来の竹貼り作業を行いました。
まずは、長さ60㎝の竹を100本作製。
続いて竹貼り作業。
「竹は、根を生やしていた時と同じ向きで貼るんや」とお店で教えて頂いたとおり、節を見て、竹の上下を確認しながら貼っていきます。
この日の作業は、半分まで竹貼りを行ったところで終了。
【3月3日】
朝から、犬矢来作製と、外壁のお色直しの二手に分かれて作業を開始。
こちらは、犬矢来作製。
現場調整をしながら、連携プレーのもと竹貼り作業が進んでいきます。
あっ!
最後の一枚の竹を置くと、少しだけ土台が見える・・・。もう一枚貼るにも中途半端・・・。
数枚竹をはがして少しづつ竹幅を細くし、もう一枚貼れるように加工しなおし。
こうした細部へのこだわりが、完成度につながっていきます。
竹が白くなるのが抑えられる”防カビ剤”を塗布。
あわせて、以前実施したまちづくりの館の竹垣にも塗布。
最後に、風の強い日にも犬矢来が動かないようにブロックを設置して。
完成です!!
平行して、お隣の歴史的景観建築物では、お色直しの作業が。
釘の位置がそろうように墨つぼで位置出しして、釘の間隔をそろえるために定規をつくって。
面積が小さくたって、手は抜きません。
後から見ている人。これが大事なんです。
夢中で作業をしていると気づかないことを、後の人が声をかけます。
下地の細かい調整は、鉋がけで。
大工さんはいませんが、みんなの知恵と技を集結すれば、犬矢来も外壁のお色直しもお手の物!?
あなたも、この本町地区の歴史的なまちなみを散策してみませんか。